日本電信電話株式会社(以下、NTT 東京都千代田区 代表取締役社長:三浦惺)は、将来のホームネットワークの実現に向けて、高精細映像伝送などの高速な処理を必要とする端末から小型携帯端末まで、端末の能力に合わせた高速・大容量通信が可能な無線LANをめざし、同じ無線周波数(以下、チャネル)で複数の端末のアンテナに同時に通信を行える空間分割多元接続通信技術であるマルチユーザMIMO※1(MU-MIMO)を用いた無線伝送装置の開発に取り組んでおり、このたび毎秒1ギガビット(Gbit/s)を超えるデータをリアルタイムに信号処理して伝送することに世界で初めて成功しました。本成果は、IPTVやTV電話などの普及により今後ますます増大するトラヒックの無線伝送を可能にするギガビット無線LANを実現するために、MU-MIMOが有望な技術であることを示すものです。 今回開発した装置は、2010年5月13日、14日