[エネルギー危機が招いた原子力論争] 欧米で拡大する原発賛成世論 ロシアの戦争に端を発した「エネルギー安保」に対する懸念 新再生を叫んでいた政治家「原発は必要不可欠」 市民も炭素排出ないとして「稼動延長」 「原発が代案」との見方には依然として懐疑的 事故の危険性や核廃棄物処理という難題 ウランの主輸入国はロシアとその周辺国 数十年の廃止の流れで人材も不足 米カリフォルニア州の非営利団体「原子力を支持する母親たち(mothers for nuclear)」は、同地域で最も古い大規模原子力発電所「ディアブロ・キャニオン」の稼動中止を阻止してほしいという運動を繰り広げている。同団体の設立者である8歳と5歳の2人の子を持つ母親クリスティン・ジェイツさんは「子どもたちを大気汚染と気候変動から守るために原子力エネルギーを支持する」と主張した。先月24日、同団体の会員たちは、同州選出のジョン・レアー
