検診者9千人分記録のUSBメモリ紛失−手作業転記は想定外、国がんが職員教育徹底 医療介護CBニュース 12月24日(火)18時56分配信 国立がん研究センター(国がん)は24日、がん検診受診者の個人情報9126人分のデータの入ったUSBメモリを紛失したと発表した。紛失した個人情報のデータは、診療放射線技師がデジタルコピーの難しい電子カルテのデータを端末で閲覧しながら、他のパソコンに打ち込んで転記し、USBメモリに保存していた。情報管理を徹底してきた国がんにとって、こうした“アナログコピー”は「想定外の事態」だったという。今後、職員の規範教育を徹底し、想定外の事態にも対処可能な体制を構築する方針だ。【新井哉】 国がんによると、USBメモリに記録されていたのは、2004年2月から09年1月までにがん予防・検診研究センターで検診を受けた9126人分の個人情報。受診IDやカタカナ表記の氏名、性別