病気で働けないと偽り、約6年半にわたり生活保護費約3200万円を不正に受給したとして、大阪府警は7日、詐欺容疑で堺市北区金岡町、元右翼団体代表で露店商黒野明人容疑者(49)を逮捕した。容疑を認め、「もらえるものなら何でももらってやれと思った」と供述しているという。 逮捕容疑は2005年7月〜今年1月、大阪市住吉区保健福祉センターに「病気で働けない」と虚偽の申請を繰り返し、自分と未成年の次男の分の生活保護費約3200万円を詐取した疑い。 府警警備部によると、黒野容疑者は心臓に持病を抱えていたが、全国各地の祭りやイベントで露店を開き、昨年は約1500万円の売り上げがあった。 【関連記事】 【特集】労働者の町から、バックパッカー街に〜大阪「あいりん」が大変身 原告側の敗訴確定へ=東京の老齢加算訴訟 キョーリン前会長から詐欺容疑=虚偽の土地売買話で10億円 生活保護、約208万人=