「私は死ぬまでプロレスラーだ」 自らを生涯プロレスラーだと言う石川県知事の馳浩。 知事就任以降、戦いが行われているのはリングの上だけではない。 戦う知事が、いま争っているのは… (金沢局 竹村雅志) プロレスラーから政治家へ 馳浩は1961年に富山県で生まれ、小学3年生から石川県金沢市で暮らした。 高校からアマチュアレスリングを始め、母校の高校で教員として勤務していた1984年にはレスリング日本代表としてロサンゼルスオリンピックに出場。 「人に感動を与えるためにスポーツがしたい」と、翌年、長州力が率いるジャパンプロレスの門を叩いてプロレスラーになった。佐々木健介や武藤敬司らとタッグを組み、数々の王座を獲得した。 のちにプロレスラー議員のさきがけとなるアントニオ猪木とも激闘を繰り広げ、北朝鮮のピョンヤンや、イラクのバグダッドで共にプロレス外交を展開している。 1995年には自民党の推薦を受け