Published 2025/01/08 07:04 (JST) Updated 2025/01/08 07:17 (JST) 夏場に水田の水を一時的に抜き、土壌に酸素を与えて稲の成長を助ける「中干し」の期間を延ばす取り組みが北海道で広がっている。温室効果ガスのメタン排出を減らす目的で、削減分を売買する「カーボンクレジット」を通じて収益も見込める。クレジットの販売などを手がけるフェイガー(東京)の担当者松谷達馬さん(39)は「農家フレンドリーな仕組みを目指したい」と語る。(共同通信=羽場育歩) 環境省によると、メタンは二酸化炭素(CO2)の28倍の温室効果があるとされる。国内の2022年度の排出量のうち、産業別では農業が82%を占め、その半数超が稲作由来だ。 フェイガーによると、田に水を張ると嫌気性のメタン生成菌が活性化。中干しは6月中旬から8月上旬にかけて1週間前後行う農家が多いが、1週
宮城県の村井知事は23日の記者会見で、真珠の養殖に使われるアコヤガイが宮城県沖で初めて確認されたと発表しました。今後、県内での真珠養殖に活用できるか、検討したいとしています。 アコヤガイは真珠の養殖に使われる二枚貝で、海水温が12度前後に下がると死滅してしまうことから、生息の北限は太平洋側では千葉県とされてきました。 村井知事の23日の会見によりますと、ことし10月、石巻市の漁業者が沖合でアコヤガイとみられる貝を見つけ、県の依頼を受けた日本真珠振興会の研究室が分析したところ、DNAの配列からアコヤガイと確認されたということです。 県水産技術総合センターでは、これまでに見つかったアコヤガイ26枚を飼育しています。 海水温の上昇で宮城県沖では特産のホヤやカキなどの死滅が相次いでいて、県では真珠の養殖について調査を始めていたところで、見つかったアコヤガイの活用を検討したいとしています。 村井知事
地球温暖化の原因となる、二酸化炭素など主な温室効果ガスの世界の平均濃度は、去年、いずれも過去最高を更新したことが分かりました。 過去最高を更新するのは17年連続で、WMO=世界気象機関は危機感を示しています。 大気中に含まれる主な温室効果ガスの濃度は、日本の気象庁が世界各地の観測データを収集・解析しています。 28日公表された去年の結果では、二酸化炭素の濃度が100万分の1の単位で420ppmと、前の年より2.3ppm増加しました。 工業化する前の1750年以前、日本の江戸時代のころと比べ、およそ1.5倍に増えています。 また、メタンは10億分の1の単位で1934ppbと前の年と比べて11ppb増えたほか、一酸化二窒素は前の年と比べて1.1ppb多い336.9ppbで、いずれもこれまでで最も高くなりました。 温室効果ガス3種類の世界の平均濃度は、17年連続で過去最高を更新しています。 WM
南極の海氷減少により、一部の地域でコウテイペンギンのひなが全滅するという前例のない繁殖失敗が起きていたことが分かった。ひなが生存するのに必要な、防水性の羽毛が生えてくる前に海氷が融けてしまったのだ。 #南極 #ペンギン #環境 #気候変動 チャンネル登録:https://youtube.com/ReutersJapan?sub_confirmation=1 ロイターの公式アカウントです。 ウェブサイト:https://jp.reuters.com/ フェイスブック:https://www.facebook.com/ReutersJapan ツイッター:https://twitter.com/ReutersJapan インスタグラム:https://www.instagram.com/reutersjapan
グリーンランドのカーナークで、氷山から海の状態を吟味するイヌイットのハンター。北極の氷の形状の変化は、最終的に、海洋生物だけでなく海氷に頼って暮らす人々にも影響をもたらす。(PHOTOGRAPH BY PAUL NICKLEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 1895年4月、有名なノルウェー人探検家、フリチョフ・ナンセンは、北極の氷原を犬ぞりで進み北極点を目指したが、果てしなく連なる氷脈に行く手を阻まれた。「どこまでも続く氷塊は、まさにカオスだった」。ナンセンは、探検記『極北:フラム号北極漂流記』にこう記している。そりを引いてこの氷脈を越えるのは「どんな巨人でもへとへとになるほどの苦行」だった。 だが、2023年3月15日付けで学術誌「ネイチャー」に掲載された論文によれば、ナンセンの行く手に立ちはだかった険しい氷脈の大部分が、いまでは過去の存在になっているという。尾根
21世紀に入ってからのグリーンランドの平均気温は、地球温暖化の影響で過去1000年の間で最も高かったとする最新の研究結果が発表されました。この研究は、ドイツなどの研究グループが18日、科学雑誌の「ネイチャー」に発表しました。 研究グループはグリーンランドの中央部から北部で採掘した氷の成分を分析し、2011年から1000年余り前までさかのぼって、気温の変化を調べました。 その結果、21世紀に入った2001年から2011年までの平均気温は、過去1000年の間で最も高かったということです。 さらに研究チームが調べたところ、21世紀に入ってからの平均気温は、20世紀よりも1.5度高く、大幅に増加する傾向がみられました。 地球温暖化の影響によりグリーンランドの氷がとけると、世界の平均海面が大きく上昇することが指摘されていて、研究グループは「今回の研究は人類の活動の影響がグリーンランドの中央部や北部に
各国の化石燃料による炭素排出量を示した図解(2021年1月20日作成)。(c)SIMON MALFATTO, SOPHIE RAMIS, ROMAIN ALLIMANT / AFP 【4月22日 AFP】世界は人類の存続にかかわる脅威にようやく目覚めたかのように、地球温暖化を解決しようとする取り組みがあらゆる方面で加速している。 例えば── ・最大の炭素汚染国・地域である中国、米国および欧州連合(EU)は、今世紀半ばまでに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」の達成を約束している。 ・世界の国内総生産(GDP)は昨年5%縮小したにもかかわらず、太陽光発電・風力発電の急増は続いた。 ・人類の3分の2が「気候非常事態」を認識している。 ・世界5大自動車メーカーの中の1社は、2035年以降、排ガスを出さないゼロエミッション車の生産に限定すると宣言している。 ・主要投資家らは
3月2日、石油業界最大のロビー団体である米石油協会(API)は、温暖化ガスに価格を付ける「カーボンプライシング」制度を支持すべきかどうかを検討している。写真はテキサス州の石油生産地で2018年8月撮影(2021年 ロイター/Nick Oxford) [ワシントン 2日 ロイター] - 石油業界最大のロビー団体である米石油協会(API)は、温暖化ガスに価格を付ける「カーボンプライシング」制度を支持すべきかどうかを検討している。事情に詳しい関係筋が明らかにした。 関係筋は、APIが「温暖化ガスの排出を削減してパリ協定の目標を達成に向けた解決策のひとつとして」、カーボンプライシング導入を検討していると指摘し、APIの政策転換についてのウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙の報道内容を確認した。
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