携帯電話を活用した生体認証といえば「指紋認証」や「顔認証」がおなじみだが、KDDIが新たに取り組んでいるのが、手のひらをかざして認証できる「掌紋認証」だ。指紋認証や顔認証と同じく、ホーム画面のロック解除などに用いる。 掌紋認証をするにはAndroid用アプリとアウトカメラを用い、登録した自分の掌紋データと、手のひら中心部の掌紋を照合させる。認証時にカメラで手のひらを写す際は、「キーポイント」である2つの点に、人差し指と中指の間/薬指と小指の間を合わるのがコツだ。今回のデモでは左の手のひらを認証する方法だった。 掌紋認証を用いるメリットは、指紋認証と異なり端末にセンサーを搭載する必要がなく、アプリを使うので、幅広いスマートフォンで利用可能になること。また指紋認証と同等の読み取り精度を確保できるのも、掌紋認証ならではだという。ただし端末のカメラ(オートフォーカス)性能によっては読み取り精度に差