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ブックマーク / rollingstonejapan.com (322)

  • 小西康陽が語る65歳の現在地 歌うこと、変わり続けること、驚くほど変わらないこと | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    スタジオ録音としては初のヴォーカル・アルバムが話題を集めている小西康陽。旧知の間柄である音楽評論家の高橋健太郎が再びインタビューを行なった(※前回はこちら)。 2020年の『前夜 ピチカート・ワン・イン・パースン』から4年、小西康陽が初めて人名義のアルバムを発表した。「小西康陽シングズ小西康陽」的な内容という点では4年前のライヴ・アルバムと重なるが、アレンジ、サウンドは攻めた作りだ。3曲目の「衛星中継」(オリジナルは1989年のピチカート・ファイヴ『女王陛下のピチカート・ファイヴ収録』)を初めて聴いた時には面らった。こんなセルフ・カヴァーもありなのかと。過去40年間、彼の音楽は驚くほど変わらない側面を持つ一方で、音楽家あるいは音楽愛好家としての小西康陽は常に聴き続け、考え続け、変わり続けている。ソロ・デビュー作と言ってもいい今回のアルバムはそれを強く印象づけるものになった。 インタビュ

    小西康陽が語る65歳の現在地 歌うこと、変わり続けること、驚くほど変わらないこと | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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    advblog 2024/11/21
  • サマソニ大阪が万博記念公園に移転した理由、新たな環境で「異次元の景色」を演出 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    8月17日(土)、18日(日)に東京と大阪で開催されるサマーソニック2024。2025年の大阪・関西万博開催を控えて、大阪公演は舞洲スポーツアイランドから万博記念公園に会場を移転。主催者側の「1970年大阪が世界の中心となり、あらゆるカルチャーの集合地点となった聖地で、時空を超えた奇跡の開催」という公式コメントが示すように、今回のサマーソニック大阪@万博記念公園はロケーションも含めてたくさんの楽しみ方がありそうだ。サマソニ大阪を長年にわたり制作・運営してきた、キョードー関西の齋藤 誠さんに話を聞いた。 【画像を見る】サマーソニック/ソニックマニア ひと目でわかる配信タイムテーブル —まずは齋藤さんのサマーソニック大阪でのポジションや、普段どういったことをされているのか教えていただいてもよろしいでしょうか。 齋藤:サマーソニック大阪の実施責任者という立場です。ご存じのように、サマソニは東京と

    サマソニ大阪が万博記念公園に移転した理由、新たな環境で「異次元の景色」を演出 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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    advblog 2024/08/18
  • 長谷川白紙が語る「身体と声」をめぐる実験、THE FIRST TAKE、ソニックマニアと未来の話 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    長谷川白紙の『魔法学校』が大きな話題を呼んでいる。フライング・ロータス率いるレーベル、Brainfeederと契約後初のアルバムとなる今作は、前作『エアにに』で挑戦された「声」の実験がさらにもう一歩踏み込んだ形で試されており、結果的に、これまでにないポップさへと昇華されている。 今回はミュージシャンとの共演も多く、ジャズ・ベーシストのサム・ウィルクスが参加した「口の花火」や、KID FRESINOとの共演曲「行つてしまつた」、挾間美帆がホーンアレンジで参加した「恐怖の星」、さらにマスタリング/ミックスエンジニアも数名が参加。初めてオープンになったアーティスト写真、立て続けに公開された「THE FIRST TAKE」の動画など、いま長谷川白紙と作品と聴衆の間には生身の身体が介在しはじめ、新たな緊張感を生んでいるだろう。ソニックマニアへの出演も近づく中、最新の長谷川白紙が捉える世界について、踏

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    advblog 2024/08/08
  • フェアーグラウンド・アトラクションが語る日本での再出発、名作の誕生秘話、解散の真相 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    88年にデビュー・シングルにして全英ナンバー・ワン・ヒットとなった「パーフェクト」とその曲を含む名作デビュー・アルバム『ファースト・キッス』(The First Of A Million Kisses:全英第2位)で一躍大人気を得ながら、2作目のアルバムを完成させることなく、90年初頭に解散と、短命に終わった4人組、フェアーグラウンド・アトラクション(Fairground Attraction)。看板歌手のエディ・リーダーと全曲の作詞作曲を手がけるマーク・ネヴィンはそれぞれシンガー・ソングライターとして活躍してきたが、ドラムズのロイ・ドッズ、ギタロン(メキシコのアコースティック・ベース)のサイモン・エドワーズと共に、35年もの年月を経て、このほど遂に再結成を果たした。 そんな彼らが再出発の場所に選んだのが、この日だった。89年の初来日時に名古屋のクラブ・クアトロのこけら落としに出演した縁

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    advblog 2024/08/07
  • フジロックで奇跡を起こした「ワタル」が語る、ザ・キラーズとの共演秘話とこの先の人生 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    7月26日、21時半開演、フジロックの初日ヘッドライナーであるザ・キラーズのステージ。セットリスト中盤に差し掛かった頃、16歳の少年へ語りかける楽曲「boy」を歌い終えて、フロントマンであるブランドン・フラワーズはフロアにいるザ・キラーズのTシャツを着た青年と目を合わせた。「I like your shirt(君のTシャツいいね)」。そう言葉をかけてから、彼が「For Reasons Unknown」を知っているかどうかを確かめて、「Let him come up」とステージへ呼び込んだ。 ステージに上がった青年はブランドンと熱い握手を交わし、ブランドンからグリーンステージ前にいる何万人ものお客さんに向かって「Wataru from Tokyo!」と紹介された。その青年の正体は、16歳の頃にザ・キラーズに魅了されて日から海外にまでライブを観にいくほどの大ファンである、現在24歳のWata

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    advblog 2024/08/02
  • 上原ひろみ×石若駿 ジャズ界のトップランナーが語り合う使命感、歴史的共演の舞台裏 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ジャズドラマー石若駿率いる「The Shun Ishiwaka Septet」が上原ひろみ、アイナ・ジ・エンド、大橋トリオ、田島貴男、PUNPEE、堀込泰行とセッションを行なうイベント『JAZZ NOT ONLY JAZZ』が、6月21日にNHKホールで開催された。その当日に実現した、上原と石若の対談をお届けする。聞き手は当日、オープニングDJを務めたジャズ評論家・柳樂光隆(構成・最込舜一)。イベントの模様は8月に有料配信、9月にWOWOWで出演者による貴重なインタビューなどを加えたスペシャルエディションを放送・配信されるのでお見逃しなく(詳細は記事末尾にて)。 『JAZZ NOT ONLY JAZZ』はただ単に豪華な顔ぶれが揃っただけでなく、歴史的な一夜になった。とりわけインパクトが大きかったのは、上原ひろみと石若駿が初めて人前で一緒に演奏したこと。日中のジャズファン、音楽リスナーが夢

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    advblog 2024/07/24
  • アメリカのジャズ激動期に日本人女性として奮闘、秋吉敏子はなぜいま再評価されるのか? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    人でただ一人、ジャズ界最高の栄誉とされる「ジャズマスター賞」を受賞した世界的ジャズピアニスト/作編曲家/ビッグバンドリーダー、秋吉敏子のアルバム12作品の配信が先日スタート。彼女が海外で大きく再評価されている理由とは? ジャズ評論家・柳樂光隆に解説してもらった。 近年、福井良や稲垣次郎、鈴木弘、森山威男などが海外でもその名を知られるようになった。レコードマニアが再発見したり、ストリーミングで発掘されたりしたことで、過去の日のジャズがちょっとしたブームになっている。日のフュージョンも人気で、高中正義や菊地ひみこなどが、これまでとは異なる文脈で聴かれているという話をたびたび見かける。シティポップやニューエイジと同様、日のジャズはレコード市場でずっと人気を集め続けている。 とはいえ、再評価の文脈はレコード経由だけではない。現行世代のアーティストや歴史研究家などからじわじわ再評価されてい

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    advblog 2024/07/05
  • フジロック×サマソニ社長対談 運営トップが赤裸々に語る2大フェスの「今」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    左からスマッシュ社長・佐潟敏博、クリエイティブマン代表・清水直樹(Photo = Mitsuru Nishimura) 誌の人気企画、フジロック/サマーソニック両運営による対談インタビュー。4回目となる今年は、ついにトップ対談が実現。招聘プロモーターとして切磋琢磨し合う両社の関係性、円安などシビアな問題への取り組み、洋楽フェスの矜持と変化を恐れない姿勢、ブッキングの裏話から今年の見どころまで。スマッシュ社長・佐潟敏博さん、クリエイティブマンプロダクション代表・清水直樹さんに包み隠さず語ってもらった。(※編注:対談は5月10日に実施 取材:小熊俊哉/構成:最込舜一) 共存共栄を図る、両社の関係性 ―初の社長対談ということで、お二方の個人的な繋がりから聞かせてください。 清水:年に1、2回事するよね。リキッドルームの山根(克巳)さんが間に入って、年末とかにお互いの近況とか来年のことを話し合

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    advblog 2024/06/20
  • 現代屈指のギターアイコン、マーガレット・グラスピーが語る「生々しさ」の美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    マーガレット・グラスピー(Margaret Glaspy)は現代屈指のギターアイコンである。みずから曲を作り、歌う彼女はシンガーソングライターと一般的に認知されており、もちろんその呼び方も間違いではないのだが、そうして生まれる楽曲のなかで彼女が奏でるギターの比重はあまりも大きく、尋常でないパフォーマンスに誰もが驚くはずだ。 1989年・カリフォルニア州出身の彼女は、2016年に発表したデビュー作『Emotions & Math』で瞬く間に知られるようになった。ウィルコがツアーに誘い、ノラ・ジョーンズがコラボ相手に選び、プライベートでのパートナーでもあるジュリアン・ラージはブルーノートと契約後の3作で彼女をプロデューサーに起用している。そんなマーガレットが昨年発表した最新アルバム『Echo The Diamond』では、ジュリアンを共同プロデューサーに迎え、デイヴ・キング(Dr:ザ・バッド・

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    advblog 2024/06/06
  • 「黒人のリズム感」みたいな幻想は百害あって一利なしなのでもう手放したほうがいい | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    著者のイブラム・X・ケンディはクイーンズ・ジャマイカ地区出身のアフリカアメリカ人。現在はボストン大学アンチレイシスト・リサーチ・センター所長だそうです。いちど日語で読んでしまえば難易度が下がるので原書でもちまちま読みましたよ。 中年ミュージシャンのNY通信。音楽メディアでは「黒いグルーヴ」みたいな表現が長らくクリシェ化してましたが、それってどうなの?というのが今回のお話。オスカー授賞式で浮上した差別疑惑の件も然り。筆者もいろいろ思うところがあるようで……。 コロナ禍2年目のこと、私は1冊の、『アンチレイシストであるためには』と出会った。いまだに私は英語を読むのに日語の100倍くらい時間がかかるし消耗するので、2020年にベストセラーになっているのは横目で眺めながら、翌21年に邦訳が出て、それでようやく読んだわけだ。 このには、私がそれまで読んだ差別にまつわる書物とはっきり異な

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    advblog 2024/05/14
  • カマシ・ワシントンが語る、より良い世界に進むための愛と勇気とダンスミュージック | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    カマシ・ワシントンの最新アルバム『Fearless Movement』は、これまでの延長線上にありつつ、明らかに趣が異なる作品でもある。愛する娘が生まれ、彼女と暮らす中で感じたことがインスピレーションになっていたり、概念としての「ダンスミュージック」をテーマにしていたりするのもそうだし、過去の作品にあったスケールの大きさやフィクション的な世界観とは違い、現実(≒生活)に根を下ろした視点から生まれた等身大で身近に感じられるサウンドになったようにも感じられる。 たとえば、これまでは壮大な世界観をクワイアやオーケストラと共に表現していたが、今回はほぼ自身のレギュラー・バンドで構成しており、外から加わっているのはほとんどがボーカリストやラッパーだ(カマシはこれまで、声にまつわる表現はバンドメンバーのパトリス・クィンに任せていた)。ここでは様々な声がそれぞれのメッセージを語っているのだが、その言葉か

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    advblog 2024/05/03
  • 粗品が語る「アンチ現代音楽」の真意、初アルバムに込めた2つの大義 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    霜降り明星・粗品の1stアルバム『星彩と大義のアリア』が4月17日にリリースされた。今作は、粗品がヴォーカル・ギター、藤ひかり(ex. 赤い公園)がベース、岸波藍(ex. セプテンバーミー)がドラムを担当。全12曲すべてを粗品が作詞作曲をしており、飾らない言葉、真っ直ぐな歌声、骨太なロックンロール・サウンドという、とにかく潔さと清々しさを感じる1枚となっている。彼は何を思い、今作を完成させたのか? 音楽を通して粗品が訴えたいこととは一体? 関連記事:霜降り明星・粗品が語るボカロ文化への憧れ、芸人離れした気の音楽表現 ─1stフルアルバム『星彩と大義のアリア』に関して、まずは作品のテーマを教えてください。 粗品:テーマは2つありまして、1つは自分の“大義”を表現しています。 ──大義というのは? 粗品:結構ね、僕は悪く言われることも多いんですよ。「あいつ生意気やな」「なんでこうせーへんね

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    advblog 2024/04/30
  • キム・ゴードンが語る電子音楽とリズムへの傾倒、『バービー』、カート・コバーン、大統領選 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    キム・ゴードン(Kim Gordon)はまだノイズを出し終えていない。挑戦的なソロ2作目『The Collective』を3月8日にリリースし、フジロック出演も決定している元ソニック・ユースのメンバーが、最新アルバムや過去にまつわる話、時事的なトピックなどへの見解を率直に語った。記事の翻訳は、回顧録『GIRL IN A BAND キム・ゴードン自伝』(DU BOOKS刊・2015年)の訳者・野中モモ。 キム・ゴードンはソニック・ユースでの30年に及ぶ活動で、ロックの可能性を広げるのに貢献した。たとえばその不安を掻き立てる声と地下鉄が響かせる重低音の如きベース演奏から、自身のフェミニズムとアートスクール教育のバックグラウンドをバンドの歌詞と精神に組み込む手法に至るまで。現在、ソニック・ユース解散後2枚目のソロアルバム『The Collective』を引っ提げてのツアーを準備中のゴードンは、

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    advblog 2024/03/12
  • キーファーが明かすジャズとヒップホップ、鍵盤とプロダクションを繋ぐ思想と背景 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    キーファー(Kiefer)が6月4日(火)に大阪、6月5日(水)に東京のビルボードライブで来日公演を行なう。アンダーソン・パークやドレイク、ケイトラナダの作品に貢献し、WONKとのコラボ曲「Fleeting Fantasy」でも話題を呼んだLAシーンの重要人物に柳樂光隆がインタビュー。 キーファーを初めて生で観たのは2017年のビルボードライブ東京で、彼はテラス・マーティンが率いるバンドの一員としてピアノを弾いていた。そのときのキーファーはどこからどう見てもジャズミュージシャンだったが、一般的にはビートメイカー/プロデューサーとしてのイメージのほうが強いだろう。今ではそのふたつの側面を両立させているアーティストも少なくないが、ここまでスムースな融合を実践しているアーティストはなかなかいない。そんな彼が、Stones Throwに所属しているのは非常にしっくりくるものがある。 別の言い方をす

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    advblog 2024/03/10
  • ジュリアン・ラージのジャズギタリスト講座 音楽家が歴史を学ぶべき理由とは? | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ジュリアン・ラージ(Julian Lage)の演奏からはジャズ・ギターの歴史が聴こえてくる。ブルーグラスやカントリー、フォーク、インディーロックといった音楽ジャンルのみならず、アメリカ音楽史そのものを自由に横断するようなプレイには古さと新しさが同居し、伝統的だからこそ過激で実験的ともいえる。そんな彼の音楽に、コーシャス・クレイを含む世界中のジャズミュージシャンたちも魅了されている。 僕(柳樂光隆)はこれまでジュリアンに何度か取材してきたが、昨年11月の来日時に行なった今回のインタビューでは、彼の質に近づくべく「アメリカ音楽とギターの繋がりを戦前ジャズから考える」をテーマに話を訊いた。 このあとのQ&Aでは、ジュリアン人の作品について一切言及していない。それなのに、ありがちなインタビューよりも遥かに、彼のギターがもつ魅力の謎を解き明かすものになったと思う。気づいたらフリージャズの話に着地

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    advblog 2024/01/30
  • The Japanese Houseが語る、クィアとして音楽業界に思うこと、The 1975との信頼関係 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    HOME The Japanese Houseが語る、クィアとして音楽業界に思うこと、The 1975との信頼関係 Dirty Hitとの契約やレーベルメイトであるThe 1975との関係性、そしてその唯一無二の静寂でありながら壮大なサウンドがたびたび話題になるザ・ジャパニーズ・ハウス(The Japanese House)ことアンバー・ベイン。6月30日にリリースされた2ndアルバム『In the End it Always Does』ではクィアな恋愛や壮大な失恋、人生の希望・絶望や自身のアイデンティティの模索などについて歌っている。最新アルバムの制作過程、クィアアーティストとしての音楽業界に対する意見、クィアなスペースや「居場所」を作ることの重要性、そしてDirty Hitとの信頼関係について聞いた。 ※ザ・ジャパニーズ・ハウス来日公演、2024年1月に開催決定(詳細は記事末尾にて)

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    advblog 2024/01/17
  • ミシェル・ンデゲオチェロの創作論 ジャズとSF、黒人奴隷の記憶をつなぐ「自分だけの神話」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ミシェル・ンデゲオチェロ(Meshell Ndegeocello)の『The Ominichord Real Book』は2023年を代表するアルバムになったのと同時に、長いキャリアの中で数多くの傑作を発表してきたミシェルにとっての新たな代表作にもなった。 ジャズの名門ブルーノートからリリースされた同作には数多くのジャズミュージシャンが参加し、素晴らしい演奏を聴かせている。だが、このアルバムの凄さはそれだけではない。ミシェルはここに収められた曲に様々な文脈を込めている。それは曲名や歌詞、サウンドに様々な形で埋め込まれている。宇宙観や死生観を含めて、ミシェルの哲学のようなものが詰まっているとも言えそうなくらい壮大なものだ。 近年、両親を亡くしたことをきっかけにミシェルはアフリカアメリカ人としての自身と祖先への思いを強めていた。そんな思考を、彼女は音楽による壮大な物語の制作に向かわせた。そし

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    advblog 2024/01/17
  • マネスキン旋風再び 相思相愛の日本で見せた「進化」と「飛躍」のロックンロール・ショウ | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    マネスキン(MÅNESKIN)の来日ツアーがついに開幕。昨年8月のサマーソニック/豊洲PIT単独公演で鮮烈な日デビューを飾った彼らは、飛躍の一年を経てさらなる進化を遂げていた。12月2日・有明アリーナで開催された公演初日のライブレポートをお届けする。 【写真ギャラリー】マネスキン来日公演初日・ライブ写真(全23点) ※以下、セットリスト等ネタバレあり 東京・豊洲PITでの初来日公演から16カ月、初めてのジャパン・ツアーにして4夜のアリーナ公演――東京3公演と神戸1公演――をソールドアウトにする快挙を成し遂げたマネスキン。この間に3rdアルバム『RUSH!』を発表して世界中で大ヒットさせ、グラミー賞の新人賞候補に挙がり、グラストンベリー・フェスティバルなどの大舞台を踏んで、9月にアリーナ級の会場を周る『RUSH! World Tour』をスタート。その一環でこうして2度目の来日が実現したわ

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    advblog 2023/12/04
  • YOASOBIのAyaseが語る「NEX_FEST」への想い、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの音楽的魅力 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    HOME YOASOBIのAyaseが語る「NEX_FEST」への想い、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの音楽的魅力 11月3日に幕張メッセで開催される「NEX_FEST(ネックスフェスト)」。英シェフィールド出身のバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズンがキュレートする同フェスはその内容もさることながら、ラインナップやクリエイティブなど、海外アーティストがディレクションに関わってるという点でも、2023年を象徴するイベントの一つになるだろう。主宰者であるオリヴァー・サイクス(Vo)のインタビューは既にお届けしたが、出演者のYOASOBIからAyaseに今回話を聞くことができた。ブリング・ミーへのリスペクトを公言しているAyaseが、NEX_FESTへの想い、ブリング・ミーの音楽について熱く語ってくれた。 【写真を見る】英ローリングストーンで表紙を飾ったブリング・ミー・ザ・ホライズン ーNEX

    YOASOBIのAyaseが語る「NEX_FEST」への想い、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの音楽的魅力 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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    advblog 2023/10/26
  • CHAI、キャメロン・ルー監督によるミュージック・ビデオ「GAME」公開 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    CHAIが、9月22日(金)にリリースされる通算4作目アルバム『CHAI』より新曲「GAME」を日先行リリースした。また、今年1月に初めて開催したジャパン・ツアーを完売させ、「FUJI ROCK FESTIVAL ‘23」でのステージも記憶に新しい、アメリカ出身の気鋭アーティスト=ジンジャー・ルートことキャメロン・ルーが監督を手掛けたミュージック・ビデオも公開した。 関連記事:CHAIが語る、海外で掴んだ「世界に通用する音」「自分たちにしかないオリジナリティ」 「GAME」は、CHAIのルーツでもあるニューウェーブとハウス・ミュージックにインスパイアされた楽曲。ゲーム・ミュージックを彷彿とさせるミニマルなトラックに、中毒性溢れるメロディーが乗ったダンス・チューン。同曲はCHAI史上初の全編英語歌詞になっており、「勝つことがゲームの目的ではなく、挑戦し続けることが大事」という、世界を舞台に

    CHAI、キャメロン・ルー監督によるミュージック・ビデオ「GAME」公開 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
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    advblog 2023/09/27