15日午前9時15分ごろ、茨城県常陸大宮市諸沢の山林で、同所、無職、男性(84)が、わなにかかったイノシシにかまれて右脚を負傷、市内の病院に搬送されたが、右太ももの動脈損傷による出血性ショックで死亡した。イノシシは午後6時現在、見つかっておらず、大宮署は猟友会と連携して巡回するなど警戒している。 県警大宮署などによると、イノシシはオスで、体長約1.2メートル、体高約0.7メートル。男性は午前9時前に家を出て、次男(55)と2人で山林に入り、過去に設置したわなにイノシシ1頭がかかっているのを見つけた。こん棒で仕留めようと近づいたところを襲われた。次男が救急隊を呼んで現場に戻ると、イノシシは姿を消していた。くくりわなが付いた状態の可能性があるという。 救急搬送時、男性は心肺停止状態だった。10年以上前から、わなによる狩猟をしていたという。 県内で近年、イノシシに人が襲われた例として、つくば市内
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