音楽プロデューサー、加藤和彦さん(62)が17日午前9時25分ごろ、長野県軽井沢町のホテルで首をつって死亡しているのが見つかった。 戦後日本のミュージシャンに大きな影響を与えた加藤さん。音楽家としてのスタートは「帰って来たヨッパライ」「悲しくてやりきれない」などのヒット曲を生み出したフォークグループ、ザ・フォーク・クルセダーズだった。 1967年に発売したデビュー曲「帰って来た−」は、ミリオンセラーとなり、一躍人気バンドの仲間入り。朝鮮半島の南北分断の悲しみを歌った「イムジン河」は、政治的配慮などから発売が中止になるなど話題を集めた。ソロ転向後は「あの素晴しい愛をもう一度」が大ヒット。同曲は現在も合唱曲として幅広い層から愛されている。 72年に結成したロックバンド「サディスティック・ミカ・バンド」には高中正義(56)、高橋幸宏(57)らその後の日本を代表するアーティストが参加。「一歩先を進