[東京 15日 ロイター] サッポロホールディングス2501.T傘下のサッポロビール(東京都渋谷区)は15日、国産ワインの生産拠点を「岡山ワイナリー」に集約する一方、「勝沼ワイナリー」は見学施設を設けるなどしてプレミアムワイン「グランポレール」のブランド強化のために活用する。こうした施策により、2013年には国産プレミアムワインでトップを目指すという。 同社のワインの生産拠点は岡山と勝沼の2カ所で、販売数量は年間103万ケース。10年8月末で勝沼での製造を停止し、勝沼は、同社のプレミアムワイン「グランポレール」に関する情報発信を行うために、ワイン製造工程の見学やテイスティングができる施設として、11年9月にオープンする。10年9月以降、岡山に生産機能を集約することで、生産効率も向上する。 サッポロのワイン事業は07年に黒字化を達成し、09年は6億円の営業利益だった。同社は高級ワインに軸足を