眠気を除去し、集中力を高めるという理由で日本軍に重宝された「ヒロポン」の中毒者が、終戦直後の混乱した社会情勢のなか多く生まれたことに端を発した日本の覚醒剤史。これまで決して公に語られてこなかった現在に至るまでの歴史、そして知られざる流通ルートとは。 ここでは、ノンフィクションライターとして精力的に活動する高木瑞穂氏による『覚醒剤アンダーグラウンド』(彩図社)の一部を抜粋。「シャブをこの国に広めたのは俺だよ」と自称する男、和久井氏の証言を紹介する。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 日本が世界最大の覚醒剤マーケット 未だ第三次覚醒剤禍が続く日本が世界最大の覚醒剤マーケットであることは、間違いない。既に記したように、国内の製造が困難なこと、そして自国の相場より高値で取引されることなどから諸外国から良質なシャブが集まって来る。 捜査関係者が補足する。 「ただし、アメリカ含め諸外国でも使用者が
機動警察パトレイバー2 the Movie どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて昨日、BS12 トゥエルビ「日曜アニメ劇場」にて『機動警察パトレイバー2 the Movie』が放送されたので久しぶりに観てみました。 本作は映画版第1作目(『機動警察パトレイバー the Movie』)の続編で、押井守監督の4本目の劇場用オリジナル長編作品として1993年に公開。 当時の評価は、「野明や遊馬がほとんど活躍しない」「レイバーのアクションが少なすぎる」などファンから批判は出たものの、映画自体の完成度を絶賛する声も非常に多く、現在では押井守監督の代表作の一つとして高く評価されています。 まぁ、押井監督の意向により(曰く「野明というキャラクターが理解できないし、思い入れもない」とのこと)、本作の実質的な主人公は後藤喜一や南雲しのぶになっているわけですが、それもまた魅力の一つと言えるでしょう。 ち
「なぜ人を殺してはいけないのか?」に対するニーチェの答えが「すごい」と騒がれているが、実はもっとぶっ飛んですごい 『たまたま「これがニーチェだ(永井均)」を読んでいたら「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いにニーチェがどう答えたかという話があったので一部引用してみます。』 という小野ほりでいさんのツイートに対し、「ニーチェの答えがすごい」というコメントがいくつも寄せられています。 その小野ほりでいさんのツイートで引用されたのは永井均『これがニーチェだ』の以下の部分です: この問いに不穏さを感じ取らずに、単純素朴に、そして理にのみ忠実に、答える方途を考えてみよう。相互性の原理に訴える途しかないー きみ自身やきみが愛する人が殺される場合を考えてみるべきだ。 それが嫌なら、自分が殺す場合も同じことではないか、と。だが、この原理は、それ自体が道徳的原理であるがゆえに、究極的な説得力を持たない
※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。 ポンコツ“AI”が周りに幸せにしていくという、ハッピーで楽しいオリジナル劇場作品「アイの歌声を聴かせて」。土屋太鳳さん演じるAI・シオンの歌声は作品でも大事な要素になっていて、シオンにとって大事な存在であるサトミをはじめとするクラスメイトたちを幸せにしていくところは、作品の見どころにもなっている。 そんな本作の成り立ちから物語の構築、世界観について。そして何よりシオンの歌声について、原作・脚本・監督の吉浦康裕さんと脚本の大河内一楼さん(「プリンセス・プリンシパル」シリーズ、「プラネテス」のシリーズ構成や脚本を担当)にたっぷりと語ってもらった。 ⇒【本日公開!】吉浦監督とじっくり話し合い、練り上げていった演技に注目! 映画「アイの歌声を聴
2021年、『アイドルマスター シンデレラガールズ』がプロジェクトのスタートから10周年を迎えた。10年の間にTVアニメ化やリズムゲームのヒット、大規模アリーナをめぐるツアーなど躍進してきた『シンデレラガールズ』。多くのアイドル(=キャスト)が加わり、映像・楽曲・ライブのパフォーマンスで、プロデューサー(=ファン)を楽しませてくれている。今回は10周年を記念して、キャスト&クリエイターへのインタビューをたっぷりお届けしたい。第4弾では、神谷奈緒を演じる松井恵理子に話を聞かせてもらった。 (神谷奈緒は)いつ台本を読んでも、「すごく優しい子だな」って思う ――松井さんは2014年から『アイドルマスター シンデレラガールズ』に参加しているわけですが、まずはこのプロジェクト全体に感じている印象を、聞かせてもらえますか。 松井:第一に、ここまで成長し続けているのがすごいなあ、という感想です。『シンデ
国立新美術館で開催中の『庵野秀明展』に足を運んだアニメ評論家・藤津亮太は、庵野の原点を形成する特撮の模型やスーツ、アニメの原画などの膨大な展示に感銘を受ける。痛感したのは、文化とは「残す」ものであること。今「残そうとする」行動が求められている。 【関連】『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を“父殺し”で考察 星一徹から碇ゲンドウへ 『ギンガイザー』など多様な作品を残す意味 『超合体魔術ロボ ギンガイザー 全28話保存プロジェクト』というクラウドファンディングに参加した。『ギンガイザー』は1977年に放送されたロボットアニメ。同作を今後長く活用できる状態にするため、2K以上のクオリティでフィルムスキャンを行い、データ化しようというのがこのクラウドファンディングの趣旨だ。締切が11月5日に迫っているので、気になった方は、是非急いで申し込んでほしい。 『ギンガイザー』は、小学校低学年の時に毎週楽しみ
町山智浩さんが2021年11月2日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で中國で大ヒットした映画『こんにちは、私のお母さん』、そして『長津湖』を紹介していました。 (町山智浩)でね、今日は全然関係ない話なんですけど。今年、世界で一番稼いだ映画って何か?っていう話をしたいですよね。これ、世界で一番稼いだ映画はハリウッド映画じゃないかと思うじゃないですか。普通は。 (赤江珠緒)思いがち。 (山里亮太)マーベルとかね。 (町山智浩)それが、違うんですよ。世界で一番稼いだ映画は2本とも、中国映画なんですよ。で、1本はコメディです。中国の女性コメディアンのジア・リンさんが脚本・監督・主演をした『こんにちは、私のお母さん』という映画が上半期に大変な金額、900億円を稼ぎまして。ハリウッド映画、たくさんありますけど。『007』の新作であるとか、『デューン』とか、『ブラック・ウィドウ』とか、いろいろとあった
吉泉知彦 プロインタビュアー吉田豪が、モーヲタたちが熱く狂っていた時代について、モーヲタ自身に直撃する濃厚インタビュー連載。今回のゲストは、漫画家の吉泉知彦(古泉智浩さんの新名義)さんです。映画化された作品も多数ある吉泉さんは、モーヲタでもありました。モーニング娘。にハマったきっかけやモーヲタシーンをどのように見ていたかなどについて、たっぷりと振り返っていただきました! 爆音娘。はスカしてる人間なんてひとりもいないんですよ むしろ気持ち悪さを率先して競ってるみたいな ――この記事は古泉智浩名義でいいですか? 吉泉 いや、吉泉知彦(※2021年から使用しているペンネーム)でお願いします。 ――その名義はまったく浸透してないのに! 吉泉 ハハハハハハ! これから先どんどん素性を偽っていく予定なんですよ。ただ、自分でも連絡が遅れて本名で本を出しちゃったりしてね、困ってるんですよ。「今回からペンネ
車内は「キャー!」「落ち着いて!」などの悲鳴や怒号が飛び交う混乱状態に陥り、刺された男性のほか、中学3年生~70代の乗客の男女16人が、火災によるのどの痛みなどを訴え病院に搬送されたという。 ジョーカースーツはコスプレか私服か 駆け付けた警察が服部容疑者を殺人未遂の現行犯で逮捕。SNSに投稿された服部容疑者の事件当時の服装が、緑色のワイシャツにネクタイ、紫のスーツ姿だったことから、SNSなどではアメリカのDCコミックス「バットマン」シリーズのジョーカーの服装に似ているという指摘があがっていた。 「犯行日がハロウィンだったこともあり、捜査員もコスプレかと疑ったようですが、服部容疑者は『私服だ』と否定。しかし一夜明けると、ジョーカーへの憧れを口にした。“ジョーカーをイメージした私服”ということのようです」(大手紙社会部記者) 乗客が逃げ惑う車内 提供:木村俊介さん(@siz33) “電車内での
前回は「出渕裕ロングインタビュー5 出渕裕とガンダムZZと小林誠と」 ――そういう意味では話の時系列は戻りますが、『Zガンダム』のころって、永野さんや小林さんたちの、非常にアクのつよい、個性的な線で描かれてあがってくるデザインに対して、藤田さんが絶妙なクリーンナップをすることで、世界観を維持していたという印象がありますね。 出渕 あの時のクリーンナップは、藤田君かなりの量をやってますけど、例えば誠っちゃんがやったバウンド・ドックとか、ガザCっていうのは藤田君じゃないんですよ。バウンド・ドックは大畑晃一君がクリーンナップやってるし。(大畑氏が)ぶつぶつ言ってるのを当時聞いてました。「あぁもう!こんなデザインをどうしろと!」ってボヤいてて(笑) 「だから俺はこうしました!」って(クリーンナップを)持ってくるんだけど、うーんこれはこれで、またなんか違うんじゃない?と(笑) ガザCは佐山君のメカデ
KADOKAWAの大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」で、韓国コンテンツをフィーチャーしたイベント「MEET-K 2021」が10月23、24日に開催。今回のテーマはドラマやアニメの原作となる「韓国オンライン漫画」で、期間中には朗読劇やドラマ上映会が行われた。23日にはオンライン漫画の編集者トークショーがジャパンパビリオンホールBで開催され、KADOKAWA「タテスクコミック」編集部編集委員の土方隆と同編集部の清水朝子が登壇した。 【写真を見る】「なかよし」や「りぼん」など、大人気の少女漫画6誌 テーマは「フルカラーコミックの流れ~縦スクロールコミックに至るまで~」で、1970年代から現代の縦スクロールマンガに至るまでの、フルカラーコミックの歴史を解説。ベテラン編集者の土方が、人気コミック雑誌の遍歴や作家の裏話を交えて、軽妙なトークを繰り広げていった。 冒頭、「実は、『少年倶楽部』に
技術や品質が「下」だとみくびっていた相手に、いつの間にか追い抜かれてしまう。そんな悪夢が再び繰り返されてしまうのだろうか。 最近、さまざまなメディアや専門家の間で、「日本のアニメ産業が海外で負けてしまうのでは」という脅威論が唱えられることが多くなってきた。 ご存じのように、アニメといえば日本のお家芸。ジブリにワンピース、進撃の巨人、最近では鬼滅の刃に呪術廻戦など、海外でも人気のアニメ作品は例を挙げればキリがない。が、そんな「世界一のアニメ大国」の座を、中国や韓国が脅かしつつあるというのだ。 根拠として指摘されるのは、近年、日本でアニメ制作を学んだ中国・韓国のクリエイターが帰国後、高いクオリティーの作品をつくっていることがある。また、世界に名だたる低賃金労働国家ニッポンの中でも、アニメ制作現場の過酷な労働環境は群を抜いており、ブラック労働に嫌気がさした技術者たちの「海外流出」が始まっているこ
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