昨年夏、台風の影響で中止された毎年恒例の千葉県富津市の「富津市民花火大会」で、加入したイベント中止保険の保険金が大手損保会社から支払われない事態になっている。損保側は毎日新聞の取材に「加入手続きに誤りがあった」と非を認め近く説明するとしており、主催する市民実行委員会は保険適用分とされる約575万円の支払いを損保側に求めている。【上遠野健一】 花火大会は1963年に始まり、半世紀以上続く夏の風物詩として毎年、市内外から多くの人が訪れる。市の財政難などを理由に、2015年からは市に代わって市民有志による実行委が主催するようになった。
