クマムシは体長1mmにも満たない8本足の生物で、極限環境での生存能力の高さから科学者たちの注目を集めている。特に放射線への耐性は驚異的で、人間の致死量の約1000倍もの放射線に耐えられる。これまでに約1500種が見つかっているが、その特性が詳しく研究されているのはほんのわずかだった。 (関連記事:“地球最強”クマムシが極限状態でも生き抜くメカニズムが判明 深い眠り「乾眠」を引き起こす仕組みとは) 今回研究チームは、中国河南省で苔のサンプルを採取し、そこから新種のクマムシを発見。この新種は「Hypsibius henanensis」と名付けられた。研究チームがこの新種のゲノムを解読したところ、1万4701個の遺伝子が存在すると分かり、そのうちの約30%がクマムシにしか見られない特殊な遺伝子であることが判明した。 研究チームはこのクマムシに、人間なら即死するレベルの放射線(200Gyと2000
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