那覇市立小学校で予定されていた航空自衛隊の音楽隊のコンサートが開催直前に中止になった問題で、学校側が保護者に対し、「教育の場でのイベント実施について、多様な考えや意見があることを考慮し、中止の決断をした」と説明していることが21日、分かった。同日行われた市議会の一般質問で、市教育委員会が明らかにした。 宇根良也議員(無所属クラブ)が一般質問で「コンサート中止に際して、保護者や児童の意見が反映され、開催の意図が尊重されたのか疑問だ」とただすと、市教委の比嘉真一郎学校教育部長は「中止決定はPTAと学校との協議の結果と聞いている」と答弁。続けて、「学校とPTAが向き合い、PTAの意思などを話し合う機会を設ける必要がある」との見解を示した。 宇根氏は「PTAの企画した行事が外部の要請で中止されることは、PTAの自主性や教育現場に悪影響を及ぼしかねない」と指摘した。 市立小学校では昨年12月、校長と
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