全国で最も魅力的な市は札幌市、最も住みたい市は先ごろ米国の有力債券格付け機関のスタンダード&プアーズから「AA-」の長期発行体格付けを受けた横浜市――国内にあるすべての市を対象とした初の「地域ブランド調査」からこのような結果が明らかとなった。 同調査はブランド総合研究所が2006年8月に全国779市2万4536人に対し、全国の市の認知度、魅力度、情報接触度、イメージ、観光経験/意欲、居住経験/意欲など103項目について調査したもの。同社は約200万人の消費者モニターを抱えており、その中から地域、年齢、性別の3項目をベースに統計的に偏りのない形で回答を分析、実際の人口の縮図となるように再算出を行った(ウエイトバック集計)。 ブランド総合研究所代表取締役の田中章雄氏は「平成の大合併で新しい市が幾つも誕生しており、“市のかたち”が見えにくくなっている。市のブランド力を消費者の視点から“見える化”