今週、米国産石油を載せたタンカーが韓国に向けて出発した。未精製の石油の輸出は1970年代以来約40年ぶりだ。 原油輸出禁止措置を回避できた裏には、精力的なエネルギー企業2社と法律の抜け穴を探す弁護士のほか、米国で未曽有(みぞう)の原油採掘ブームが起き、超軽質油の在庫過剰が生じかねないという事情があった。 アナリストたちは、今後の輸出の道が大きく開かれたようにみえると話す。軽質油を採掘する多くの米国の油田では、1カ所で日量80万バレルもの量が産出されている。 米国の石油輸出に関する政策は変わっていないものの、この種の石油(コンデンセートとも呼ばれ、ガス田から液体分として採取される超軽質原油の一種)の生産は急増している。コンサルティング会社IHSのダニエル・ヤーギン副会長は今回の輸出が超軽質油の輸出増加への「扉を押し開けるきっかけ」になると述べている。 1970年代のアラブ諸国の石油禁
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