昨年10月、ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルは米国の顧客のWi―Fi(ワイファイ)サービスの通信を妨害したことで60万ドルの民事制裁金を支払った。 マリオットは新年を迎える直前、同社はゲストのオンラインセキュリティーを保護しようとしただけだと述べて理解を求めたが、ハイテク専門ジャーナリストの冷笑を誘い、マリオットに保護されなくても人は常に自分で自分の面倒を見ていると言われることになった。 会議参加者の接続遮断、ホテルのWi―Fi利用に250~1000ドルの追加料金 物語が始まったのは2013年3月。ナッシュビルにあるマリオット傘下のゲイロード・オプリーランド・ホテルでの催しに参加したある人物が、ホテルのスタッフが「無線ホットスポットを妨害し、Wi―Fiを使えないようにしている」と米連邦通信委員会(FCC)に苦情を申し立てた時のことだ。 問題のホットスポットは、会議に参加する人