中国・北京の自宅で「ブラインドボックス」のフィギュアを見せるワン・ジャオシュさん(2021年4月13日撮影)。(c)WANG ZHAO / AFP 【5月23日 AFP】生きた動物までグッズとして詰め込まれていたことで批判が巻き起こった、中国で人気の販売手法「盲盒(ブラインドボックス)」。購入後に箱を開けるまで中身が分からないという仕組みは多くの若者の心をつかんでいる。 中国・北京に住むワン・ジャオシュ(Wang Zhaoxue)さん(18)の勉強部屋の壁一面には、漫画の少女キャラクターや小さなユニコーンなどがびっしりと並んでいる。マニアの証しだ。同国でブームになり、玩具メーカーに大きな収益をもたらす一方で、国営メディアが規制を呼び掛ける事態にも発展している。 ワンさんは、ポップアートに着想を得たフィギュアから文化財のミニチュアまで、さまざまなシリーズのラインアップをいち早くコンプリートし