国内外の観光客のみならず、ビジネスパーソンも熱視線を送るのが、今の北海道だ。今回は別荘の新しいカタチに迫るべく、建築家の谷尻誠氏に話を聞いた。【特集 北海道LOVE!】 都市生活者の終の住処を造る きっかけは釣り竿だった。 「上富良野町に望月雄太さんという竹竿作りの名人がいるんです。2年前、彼に竿を作ってもらおうと現地を訪ね、2泊3日の釣り旅をしたんです。キャンピングカーを借りて、あちこちまわっているうちに素晴らしい景色に魅了され、その時釣りとスノボの拠点になる小屋でも造りたいなと思ったんです」 建築家の谷尻誠さんは、現在富良野の隣の美瑛町に2ヵ所、計約6万㎡の土地を所有。小屋を建てたり、畑を造ったりしながら、さまざまなプロジェクトを進めている。 「最初は本当に小屋程度の建物を造れる土地を探したんですよ。条件は、景色がよくて、人が少なくて、井戸水がとれること。でも富良野とか美瑛だと小さな土
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