(教育考差点)平和のバトン、子どもにどう渡す:朝日新聞デジタル www.asahi.com 拙ブログでもこれまでたびたび触れてきましたが、戦後日本の「平和教育」は、日本の戦争被害を重視し、日本が犯した侵略戦争や植民地支配による加害を軽視してきました。そして、それは「戦後平和主義」の最も大きな問題であると、私は思います。したがって、日本の戦争被害を重視し、日本が犯した侵略戦争や植民地支配による加害を軽視してきた戦後日本の「平和教育」を問い直すことは、私も大いに賛成です。 「平和教育」における日本が犯した侵略戦争や植民地支配による加害の取り上げ方に関して、東京女子大学准教授の竹内久顕先生は、「戦争の加害行為は、一人の人間が命令に背けなかったという被害者的な側面まで学べば、重層的な理解につながる。」とおっしゃいます。たしかに、「日本人の被害者的な側面」を経由することで日本の戦争加害に対して日本人