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日本女性初の五輪メダリスト・人見絹枝が本誌に残した手記「オリンピックでの涙の力走」 「オリンピックでの涙の力走」|連載|婦人公論.jp
本日8月2日は、日本人女性が初めてオリンピックでメダルを獲得した日。NHK大河ドラマ『いだてん』でも... 本日8月2日は、日本人女性が初めてオリンピックでメダルを獲得した日。NHK大河ドラマ『いだてん』でも、ダンサーの菅原小春さんが演じて話題になった人見絹枝(ひとみ・きぬえ)。アムステルダム・オリンピック(1928年)に日本人女性としてただ一人参加し、メダル獲得という偉業を打ち立てた。帰国後、『婦人公論』1928年11月号に人見自身が寄せた手記「オリンピックでの涙の力走」には、押し寄せるプレッシャー、勝負の厳しさが色濃く表れているーー 「スタートは男子も及ばないと褒めていた」 百メートルに出場したのは大会第二日目、七月三十日でした。 この日まで世間の人たちも大いに期待してくれ、また私自身も、大(おおい)に自信をもっていた百メートル競走だったのです。イギリスの競技会を終えて、七月十九日オランダのザンダムにある合宿所におちついた私は、毎日日本の選手たちと練習場に通って、楽しい練習をつづけていました
2019/07/09 リンク