情報の共有はメールやグループウェアだけではできない 情報を共有し、活用する。企業ではこの課題を解決するために、文書管理システムやグループウェアなど、さまざまな仕組みを導入してきた。しかしうまく活用できている企業は意外に少ない。なぜうまく活用できないのか。日立システムアンドサービス プロダクトソリューション本部第1アプリケーション基盤ソリューション部主任技師の松本匡孝氏は、その理由を次のように説明する。 「第一に内部統制によりアクセス権が過剰に設定されてしまったこと。第二に情報のディレクトリは管理者のポリシーで行われ、ユーザ視点で容易に探し出すことが困難なこと。第三に本来は伝達手段であるメールを、コラボレーション手段として多用していることが挙げられます」(松本氏)。松本氏自身も、以前はメールをコラボレーション手段に多用していたという。 メールでのコラボレーションの欠点は、履歴が残らず、情報の