大分県日田市出身の漫画家諫山創さん(34)の人気作「進撃の巨人」の主人公らの銅像が同市大山町の大山ダムそばの広場に完成し、8日、諫山さんが出席して除幕式があった。 主人公のエレン、幼なじみのミカサ、アルミンの3人の少年期で等身大。高さ94メートルのダムを作中に登場する壁に見立て、3人が見上げる姿になっており、初めて巨人と遭遇する場面を想起させる。 市民有志による「進撃の日田まちおこし会議」が企画し、クラウドファンディング(CF)で2968万円が集まった。来年はJR日田駅前にリヴァイ兵長の像を造る予定。 除幕式にはCFで寄付したファンなど約200人が全国から招待され、諫山さんは「日田は一つしかない故郷。進撃の巨人が古里に役立つのであれば、今後もお手伝いしたい」と笑顔で話した。(鬼塚淳乃介)