どんなに愛し合っている夫婦であっても、人間が必ず死ぬ運命にある限り、いずれ別れの時が訪れるもの。しかし、別れを迎えたあとの寂しさや、片時も離れたくないとの想いなどから、「死ぬときは一緒に」と願う夫婦もいるかもしれない。中国には、偶然、同じ日にこの世を去った老夫婦がいる。長い時間を共にしたこの老夫婦が迎えた“最後”はどのようなものだったのだろうか。 揚子晩報によると、江蘇省儀征市で暮らす老夫婦、李令国さんと魏修珍さんは18歳のときに結婚。二人で野菜を植え、家畜にエサをやり、稲を収穫するという生活を何十年にもわたり送ってきた。周囲の人からは、「言い争いをしないほど本当に仲の良い夫婦」と評判だったそうだ。 仲睦まじく幸せな日々を送っていた2人だったが、2006年、妻の魏さんが脳卒中で倒れてしまう。息子夫婦は工場に住込み働いていたため、迷惑をかけることもできず、また、経済的な余裕もなかったことから
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