マリのカティで行進する兵士(2022年1月20日撮影、資料写真)。(c)FLORENT VERGNES / AFP 【2月4日 AFP】米アフリカ軍(AFRICOM)のスティーブン・タウンゼンド(Stephen Townsend)司令官(陸軍大将)は3日、イスラム過激派の襲撃や貧困に苦しむアフリカ西部マリの軍政が、ロシアの民間軍事企業「ワグネル(Wagner)」に月1000万ドル(約11億円)を支払っていると語った。 タウンゼンド氏は電話会議でワグネルについて、傭兵(ようへい)派遣会社だと指摘。マリの安定に寄与しない「あしき存在」であり、「利益目的のためにマリにいる」と述べた。 その上で「マリ軍政はワグネルとの取引で毎月1000万ドルを支払っていると考える根拠がある」とし、「支払いには金や宝石の原石など天然資源が充てられているはずだ」と話した。 またタウンゼンド氏は「マリはワグネルと取引し