国立国会図書館デジタルコレクションという、ぼくが国に払った税金のすべてがそれに使われている(と思うようにしている)サービスがある。 国立国会図書館に収蔵されている古い書籍などの画像データがオンラインで閲覧できる超絶素晴らしいサービスだが、数年前から日本で初めて天気図が作られた1883(明治16)年3月から2022(令和4)年ごろまで、139年ぶんの天気図のPDFが無料でダウンロードできる……というとんでもないことになっている。 これは大変だ。 せっかくなので、気象予報士の増田さんと一緒に昔の天気図を見てもらうことにした。 最初の天気予報は外国人が作っていた とにもかくにも、さっそく実物を見てほしい。日本で最初に作られた天気図がこちら。 1883(明治16)年3月1日の天気図。日本最初というよりも、現存日本最古と言ったほうがいいかもしれない(これよりも前の2月にクニッピングが天気図を作ってい