南部縦貫鉄道は、野辺地から七戸まで20.9kmのレールバスが活躍する鉄道でした。 1966(S41)年に会社更生法が適用され、いつ廃止になってもおかしくない鉄道でしたが、何故か1997(H9)年5月5日まで営業運転され、翌日から営業休止に、そのまま2002(H14)年に廃止となりました。 左の地図の青・赤線が南部縦貫鉄道です。 沿線開発を目的に1962(S37)年に開業で、東北の私鉄の中では比較的遅く開業しました。 開業時は国鉄東北本線の千曳に接続する千曳~七戸(左図の赤線)の路線でしたが、東北本線の複線電化工事で、1968(S43)年に千曳付近が新線に切り替えられ、千曳駅も新線上に(新)千曳駅として移設されました。このため、国鉄から野辺地~千曳の旧線を借り受け、千曳を西千曳に駅名変更し路線を延長しました(左図の青線)。 私が、この南部縦貫鉄道を訪問したのは1973(S48)年3月28日の