勤務先の宮城大学は、宮城県が設立した公立大学です。学部は、看護学部、事業構想学部、食産業学部の3学部があり、それぞれ地域ニーズにマッチした教育が行われています。 毎年、新入生の1年生には「基礎ゼミ」という大学教育の導入科目があります。基本は、各教員が3、4名の学生に対して行う少人数教育です。 しかし、今年度の基礎ゼミは、全学部から3名(組)の教員によって、全学部の1年生に「防災とボランティア」という講義が少人数教育の前に行われました。もちろん、東日本大震災を受けての対応です。食産業学部からは私が担当することになり、特に「防災と食」に関する講義を依頼されました。 その講義が、先月末に終わりました。宮城大学3学部の1年生全員、総勢約450名に対する講義でした。 どの学部、どの学科も半数以上は、地元宮城県出身の子供たちです。さらに、東北6県出身を含めると、約8、9割に達します。3.11東日本大震
