目で見たものが何であるかの判断(これはりんごだ!)と、 それに対する行動を生成する(大きめだから手を大きくひろげて掴もう!)のは、 脳みその別の部位で異なったシステムを用いて行われていますよ、という話。 著者の二人は、「運動のための視覚」と「認知のための視覚」は別だ!ということを検証するために、 1990年くらいからずっといろいろな実験を行っている、その分野では有名な研究者。 この本は、脳損傷の患者さんが呈する症状の記述を中心に、 2つの経路の存在とその役割についてわかっていることを、一冊にまとめたものです。 原著は2004年だったかな、もう内容的には古いかもしれません。 オリバーサックスほど丁寧な記述ではなく、淡々と進みます。 それほどややこしい理論でもないので、読みやすさはマル。 Goodaleたちの研究をおさらいしたい人には非常に便利ですが、 もうちょっと広い視野が欲しいし、ちょっと
本書のテーマは、書名で端的に表されている。つまり、「ヒトの意識は普段私たちがナイーブに信じているほど確かなものではなく、むしろ無力なものである」。本書で紹介されているのは唯物論的な脳の見方ではあるが、還元主義ではなくシステム論を採用している(簡単に言えば、「全体は部分の和よりも大きい」)。 はじめの5章は、多くの具体例を用いて「意識の不確実性」について解説している。例が面白かったので、いくつか箇条書きで紹介。(1)アントン症候群 「これは脳卒中で失明する障害だが、患者本人は失明を否認する。医師団がベッドサイドを取り囲んで言う。「ジョンソンさん、ベッドの周りに何人いますか?」。すると彼女は自信満々で「四人」と答える。たとえ実際には七人いても。医師が「ジョンソンさん、私は指を何本立てていますか?」と訊くと、「三本」と答えるが、実際には一本も立てていない。(略)アントン症候群の患者は失明していな
作品紹介・あらすじ 誰に、何を、どこ、から届けるか マーケター視点で自社をメディア化する コンテンツマーケティングは古くからある言葉だが、ソーシャルメディアの普及によって、語られる文脈は格段と広がった。ソーシャルメディア上でコンテンツは共有され拡散していく。その速度が格段に速くなり、顧客とのコミュニケーションの形が劇的に変わったからだ。そこに2010年ころから「トリプルメディア」というコンセプトが取り入れられ、考え方の地盤も整った。 アメリカでは先行して2011年、20カ国からの参加者が集う“Content Marketing World”が開催され、イベント参加者数は1年で倍増した。日本でもコンテンツマーケティングをテーマとするセミナーやイベントが増えつつあるなか、本書はトリプルメディア時代の基盤となる「コンテンツマーケティング」の戦略とノウハウを、コンテンツマー
――――――――――――――――――――――――――――――○ オランダ政府は多文化共生を掲げて、総人口の一〇%を占めるイスラム系移民との融和をはかろうとした。ところが、イスラム系移民は自らの権利が拡大したことで逆にオランダ人と融和する必要がなくなってしまったのだ。彼らは都市部に別国家のような生態を形成し、治安は悪化の一途を辿っている。(…)EU統合という流れの中で、逆に個々の国家は行き過ぎた社会民主主義からナショナリズムに回帰しているのが現実で、多文化共生政策の見直しが始まっている。これは"偏狭なナショナリズム"などではない。48 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 戦後一度も日本が交戦しなかったのは、護憲派が言うように憲法九条が交戦権を認めていないからでなく、国家主権と国民の人権が重大な侵害を受けている事実すら公式に認められないほど、日本の主権が溶解していた
エイブラハム、大好きです。 この赤本に始まり、青本、銀本、金本、瞑想CDブック、365日、そしてサラとソロモン三部作と、すべて私の宝物です。 エイブラハムが話すことは一貫しており、私たちがやるべきことはただひとつ、「明るくていい気分でいること」。その理由は、望まない思考は嫌な気分に、望む思考はいい気分になるから。思考のエッセンスが引き寄せられるから、嫌な気分なら望まないことを、いい気分なら望むことを引き寄せる。 けれど恐れることはないとエイブラハムは言ってくれる。なぜなら、いつだって感情ナビは正確に機能していて、今感じている感情に気づきさえすれば、そこからほんの少しいい気分になることを目指せるから。 方法は思考を少しだけ転換する。出来なければ全く違う、確実にいい気分になれることを考えたり、実際にしてみたり。 どうしてもいい気分になれない時は昼寝をする そういうふうに自分を少しずつ調整してい
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