今日、当社の新卒新入社員に、初任給を渡しました。彼らを一所に集合させ、簡単な訓辞を与えた上で、初任給明細を手交しました。新卒新入社員の最初の名刺と初任給だけは、私が直接渡すことにしています。これは春の儀式です。 私は感動しやすいタイプなので、こんなことでも感情が溢れてきたりします。主役でもないのに、馬鹿みたいですね。実際に泣く訳ではありませんが、カテゴリーとしては、涙モロイ変なおじさんとでも云いましょうか。 私が初任給をもらった時は、私は一体何を感じたでしょうか。残念ながらハッキリとは覚えていません。どう思ったかを、克明に記しておけば良かったと思います。いやしかし記していないから、今になって自由に想像できるので、却ってこれで良かったのでしょう。 「初め」とは、これから起きるあらゆる可能性を想起させ、本当に素晴らしいことだと思います。半永久的なエンジンを積んだ船が、大海原に出て行こうとするよ
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