特許庁は、このたび「特許行政年次報告書2017年版」を取りまとめました。本報告書は、知的財産制度を取り巻く現状と方向性、国内外の動向と分析について、直近の統計情報、特許庁の取組等を基に取りまとめたものです。 1.「特許行政年次報告書2017年版」の概要 「冒頭特集」では、IoT(InternetofThings、モノのインターネット)、AI(人工知能)、ビッグデータ関連技術の発達により進展する「第四次産業革命」に対応した特許庁の取組を掲載しています。 「第四次産業革命を視野に入れた知財システムの在り方に関する検討会」において、有識者からの提言を取りまとめ。 日米欧中韓の五庁間で、IoTやAI等の新技術対応のため協力を図ることに合意。 広域ファセット分類記号「ZIT」を新設、IoT委員会及びIoT審査チームを発足。 「特許・実用新案審査ハンドブック」へ第四次産業革命関連技術の事例を追加。 ビ