集めたタロットは4枚。「隠者」「節制」「運命の輪」「女教皇」。彼女らと始めた共同生活のひとときの休息として、気分転換がてらの臨海学校へ参加することにする。秋人を巡り火花を散らす、結夏、香澄、籐子。我関せずの美咲。タロット集めそっちのけで、遊んでてもいいのか? うむ、番外編。冬に海の話はどうかと思うけれど! 相変わらずのサービスサービスな展開で、話はほとんど進んでないけれど、これはこれで……。 タロット探しの息抜きに訪れた臨海学校。秋人と既成事実を作るべく、あれこれ画策する籐子。彼女の思考だだ漏れな独り言とか憎めないキャラなんだけれど、やってることはかなり容赦なくてトンデモなお嬢ですねえ。幼なじみで少なからず想っている結夏もそんなのは面白くないし、少しずつ積極的になる香澄のドリーミングな思考も加速気味。そんな三者の織りなす秋人争奪戦がバカバカしいやら、クラスメイトよろしく「死ねばいいのに」と
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