クラウドを利用したコスト削減や効率化の取り組みが国内企業でも広がる一方、イノベーションによって新たな付加価値の創出を目指す攻めのITの領域でもクラウドの活用が進もうとしている。それに挑む経営者やIT部門は、クラウドの価値をどう捉え、どのようなアプローチで企業経営やIT戦略に取り込んでいくべきか。ITアナリストとしてさまざまな業界の企業にIT活用やIT投資に関する助言を行う一方、「攻めのIT経営銘柄※1」の選定委員を務めるなど、企業のIT活用やIT投資の動向に詳しいアイ・ティ・アール 代表取締役/プリンシパル・アナリストの内山悟志氏に聞く。 ※1 経済産業省が毎年、東京証券取引所と共同で東証上場企業の中から選定している、ITの利用や活用に積極的な企業の推奨銘柄。内山氏は同銘柄を選定する「攻めのIT経営委員会」の委員を務める。「攻めのIT経営銘柄2018」の選定企業、および各社の取り組みについ