【2月8日 AFP】英国のデービッド・ラミー外務・開発相は7日、ドナルド・トランプ米大統領が対外支援を凍結し、国際開発庁(USAID)を解体する考えを表明したことについて、「その隙に中国などが付け入る恐れがある」と警告した。 英国では2020年、保守党の前政権が国際開発省を閉鎖して外務省に統合。翌年、対外支援予算を大幅に削減した。 ラミー氏は高級朝刊紙ガーディアンで、「米国の友人に言えるのは、性急に国際開発省を閉鎖して直ちに資金提供を停止し、多くのグローバル・パートナーにもすぐに情報提供しなかったのは、大きな戦略的ミスとの認識が英国で広がっていることだ」と主張。 「わが国は、この戦略的ミスを挽回するのに何年もかかっている。国際開発はソフトパワーとして非常に重要なツールだ。それが失われた場合に非常に懸念されるのは、その隙に中国などが付け入ることだ」と指摘。 「そのため、米国の友人には、今回の
