拙ブログの「辛口コメンテイター」である旅マン氏のコメントがいみじくも示すように、世論調査の回答者が新聞社に対して態度を変えることは「よくあること」といわれている。ただし回答の内容を変えるというよりは、調査を依頼してきた新聞社によって調査に応じるかどうかの態度が変わるほうが多いと聞く。つまり馴染みのある新聞社の調査には応じるが、そうでない場合は断る確率が高いのである。 朝日・毎日の購読者には親子2代にわたるとか、数十年のフアンだといった熱烈な読者が少なくない。そんな人のところへ読売・産経からランダムに調査依頼が来ると、もうそれだけで「拒否反応」を起こして調査に応じないケースも少なくない。同様に、読売・産経の場合も購読者には自営業者や農家が相対的に多いので、日頃お付き合いのない新聞からの調査依頼には「仕事多忙」との理由で断る場合が多いといわれる。こうして各新聞社の世論調査にはそれぞれの購読者層