「顔は脳の看板」。人の顔を見ることで心の現象を見取り、開運の助言を説く、嘉祥流観相学会・導主、 藤木相元氏。波乱万丈に富んだ人生と、豪快でユニークなキャラクターで、『笑っていいとも』などのテレビ出演も多い。松下幸之助、吉田茂、田中角栄、本多宗一郎、小林一三など、戦後の傑物と親交のあった藤木氏に、“金が入る、たまる顔相”“ビジネスで成功する顔相”とは、どんな顔であるのか、聞いてみた。 戦後の傑物から学ぶ習慣 私は1923年生まれなので、今年で88歳です。 学徒動員で特攻沖縄線へ赴き、21歳で戦場の死地を生き抜き、卒寿に手が届く齢を重ねてきました。戦後の焦土で復興活動を行い、鞍馬寺に参禅し、達磨に心頭。托鉢、得度をして、沖縄で集骨と鎮魂にあたりました。 阪急電鉄、阪急百貨店、宝塚劇場を設立、東宝映画の創始者でもある小林一三氏と出会ったのは、沖縄での第一回集骨作業のときでした。このご縁を機に芸能