記念撮影する宝塚音楽学校の新入生=16日午前、兵庫県宝塚市、新井義顕撮影 未来のタカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で16日、入学式があった。23.5倍の狭き門をくぐり抜けた99期生40人がグレーの制服に身を包み、スターへの第一歩を踏み出した。 岩崎文夫校長は東日本大震災で被災して受験できなかった人から届いた手紙を紹介。「この人たちの思いもしっかりと受け止め、プロとして責任と自覚、誇りを持って努力してほしい」と式辞を述べた。 神奈川県藤沢市出身の佐藤優衣さんは新入生を代表し、「今日頂いた言葉を胸に刻み、『清く正しく美しく』の教えを守り、限りない芸の道に精進することを誓います」と語った。新入生たちは2年後、宝塚歌劇団への入団を目指す。