大勢の犠牲者を出す銃乱射事件が後を絶たない米国。現場に出動する警官は命がけの行動を迫られる。そうした事態に対応するため、警察による「殺人ロボット」の使用を認める方針がカリフォルニア州サンフランシスコ市議会で承認され、物議を醸した。その後反対の声が強まってこの承認は撤回されたが、かつてSFの中の話だった殺人ロボットは、現実の兵器として実用化の段階に入っている。 サンフランシスコ市警は、例えば銃乱射や立てこもりなどの現場に爆弾を搭載したロボットを送り込み、遠隔操作で犯人を殺害するといった使い方を想定していた。テキサス州ダラスでは6年前、実際に警察がロボットを使って容疑者を殺害したことがあった。 報道によると、サンフランシスコ市議会は11月下旬、警察が殺傷力を持つロボットを配備することを賛成多数で承認した。こうしたロボットは「一般人や警察官の人命が失われる危険が差し迫っていて、別の手段を使っても
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