家庭で暮らせない子どもたちを緊急に保護する民間の「子どもシェルター」に、成績低下など教育を理由に親から虐待を受けた子どもの入所が増えているとして、東京都内では、シェルターを運営する弁護士などが、実態を知ってもらおうと、実話を基にした創作劇を上演しました。 東京弁護士会によりますと、民間の「子どもシェルター」には、最近、成績低下など、教育を理由に、親から心理的、身体的に虐待を受けたと訴えて入所する子どもが増えているということです。 こうした「教育虐待」の実態を知ってもらおうと、都内では25日、シェルターを運営する弁護士などが、実話を基にした創作劇を上演し、会場にはおよそ500人が集まりました。 劇では、大学受験を控えた男子生徒が、成績の低下で母親から執ように叱責されたり、生活の全てを管理されたりして、次第に追い込まれる様子や、その後、シェルターに入所して、親との関係や自分の生き方を見つめ直し