この記事では中澤の考える、マーケティング視点でのMD戦略「顧客商品戦略(Customer-Driven Merchandising Strategy)」について解説させていただきます。 いま小売業界では、単なるマーチャンダイジング(MD)や従来のカテゴリーマネジメントだけでは、競争優位を築くのが難しくなっています。消費者の購買行動における選択肢が膨大に増加し、またコンビニやスーパーなどの業態間の境が曖昧になっていく中、店舗やECが生き残るためには、顧客戦略と商品戦略を融合させ、マーケティング・MD・店舗をバーティカルに連携させる統合的アプローチが不可欠だと思います。 この新たな考え方を、「顧客商品戦略(Customer-Driven Merchandising Strategy)」と中澤は呼んでいます。そしてこの戦略の目的は「顧客資産の最大化≒LTV最大化」です。 本記事では、顧客商品戦略