今回は、新潟1000m(通称・千直)コースのレコードホルダーで稀代の韋駄天として知られ、育成ウマ娘として実装されるやいなや瞬く間に人気者になったカルストンライトオを取り上げる。黒髪ストレートの正統派クール系を思わせるビジュアルからは想像もできなかった超個性派ウマ娘、カルストンライトオの史実を追っていく。 幼少期血統カルストンライトオは父ウォーニング、母オオシマルチア(父クリスタルグリッターズ)という血統。マイナーなゴドルフィンバルブ(またはゴドルフィンアラビアン)を始祖とする父は、現役時代は英国で走りマイルのG1を2勝。種牡馬としても日欧でG1馬を出し、その貴重な血脈を繋ぐことに成功した。 産駒にはスピード豊かな短距離馬が多く、日本ではカルストンライトオとともに同時期に短距離路線で活躍したサニングデールなど立て続けに活躍馬を輩出。しかし、ウォーニング自身は残念ながら2000年に急逝しており
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