幕末、江戸幕府の大老で彦根藩主だった井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」。歴史上のわだかまりを解消しようと、当時の藩主を暗殺された滋賀県彦根市と、暗殺した側の出身地だった鹿児島市が、今月、連携協定を結ぶことになりました。 「桜田門外の変」は幕末の1860年、江戸城の桜田門外で、江戸幕府の大老で彦根藩主の井伊直弼が、水戸藩と薩摩藩を脱藩した藩士合わせて18人に襲撃され暗殺された事件です。 薩摩藩を脱藩した有村次左衛門が井伊直弼の首を持ち去ったとされ、藩主を暗殺された彦根藩は力を失っていきました。 事件からことしで165年となる中、歴史上のわだかまりを解消して交流を深めようと、彦根市と鹿児島市は連携協定を結ぶことを決めました。 今月16日に彦根市で締結式を行うとともに、薩摩藩主の島津家と、彦根藩主の井伊家、それに暗殺に関わった有村家の子孫が、そろって市内の清涼寺にある「彦根藩主井伊家墓所」を訪