前編でも触れたように、「ErgoDox」という海外コミュニティ発のオープンソースキーボードを紹介した記事が一部ガジェットファンの間で話題になったのが2016年初頭のこと。これをきっかけに日本での「第一次自作キーボードブーム」ともいえる流れが生まれた。 ErgoDoxは左右分離、多彩な親指キーなどの独特な外見で人気を博し、「どうやったらErgoDoxを手に入れられるのか」「自作キーボードキットを輸入するにはどうしたらいいのか」「自作キーボードとは何なのか」という情報が少しずつ日本語で得られるようになってきた。 日本向け通販サイトや実店舗登場 普及の突破口に それでもなお、自作キーボードキットやパーツの輸入は手軽とは言いがたい状況だった。言語の壁、国際発送による高い送料、1カ月にも及ぶ配送ラグといった壁が立ちはだかる。そうした壁を超えて複雑なパーツ群をそろえる十分な知識が求められた。 自作キー
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