2009年5月12日午前10時30分ごろに東京工業品取引所の取引システムがダウンした原因は、取引注文を処理するシステムと取引参加者をつなぐネットワーク上のルーターにあったことが分かった。ルーターのプロセサの利用率が99%に達し、動作が不安定な状態に陥った(関連記事1、関連記事2)。 この日の取引件数は増加傾向にあったものの、ルーターが過負荷状態に陥るほどではなかったとみられる。このことから、ルーターに何らかの問題が発生し、それが原因で負荷が高まった可能性が高い。東工取はルーターのログを解析するなどして、過負荷状態に陥った原因の究明を続ける。ルーターはシスコ製。取引システムの構築を担当したNTTデータが設定・納入した。 東工取は5月7日にスウェーデンのOMXテクノロジー製パッケージソフトを採用した新しい注文処理システムを稼働させている(関連記事3)。この注文処理システムには異常は見つかってい
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