【写真】その他の写真を見る 自らも甲子園を沸かせ、1992年夏の“5打席連続敬遠”は、今も高校野球ファンの間で語り継がれている。そんな松井氏が、巨人時代の2002年以来となる甲子園に帰ってくる。「高校野球は、僕にとっては原点」という松井氏。あの夏の“5打席連続敬遠”は「自分が努力する、頑張っていく、力になってくれた」と振り返る。 当時、星稜高校3年の松井氏は、2回戦の明徳義塾高校戦で5打席連続敬遠され、チームも敗退。試合後、高野連が急きょ記者会見を開くなど、社会問題にまで発展した。当の本人は「そこまで騒ぐことかな?という気持ちはありましたね」と冷静だった。 「敬遠自体はあの試合だけじゃくて、それまでも何度もありましたので、ほかの敬遠となんの違いもなかったんですけどね。敬遠されたことに関しては何も悔しさだとか、そういう感情みたいなものはそんなになかったですね。負けたことだけですよね、悔しかっ
