「京セラ」は個人向けのスマートフォンの事業から撤退する方針を決め、再来年3月までに販売を終了する見通しとなりました。 会社によりますと、個人向けのスマートフォンの事業の採算が悪化していることを踏まえて事業からの撤退を決めたということです。 採算が悪化した要因として、会社では、スマートフォンの性能の向上によって個人の買い替えの間隔が長くなったことを挙げていて、再来年3月までに販売を終了する見通しだとしています。 今後は安定して収益が見込める端末のメンテナンスのほか、売り上げのおよそ5割を占める法人向けの販売に注力するとしています。 京セラは「高速・大容量の通信規格5Gになり部品数も増え、価格も上がったが、採算が見込めず、撤退することにした」と話しています。