どんなにすばらしい設計をし、どんなにコストをかけて高効率機器を導入し、省エネの「トップランナー建物」を完成させても、その施設の使用・運用が始まってしまえば、その施設は生き物のように日々変動するものである。 その変動の要因には、実にさまざまなものがあるが、外的な要因と内的な要因の二つに大きくわけられる。 外的な要因とは、四季折々の気温や湿度、雨や風、雪などであるが、毎年同じ周期を繰り返すようでいて、大きく変化する。つまり、猛暑もあれば冷夏もあるし、暖冬もあれば厳冬もある。また、雨量の多い梅雨もあれば、空梅雨もある。というように、一度たりとも同じ外部環境はない。 同じように、内部の環境も、使用形態や想定人員の変化、事務所から商業利用へというような用途の変更もある。電算室に変更した場合には、冬季でも冷房が必要になるというような空調仕様の変更、組織改編に伴った間仕切りやレイアウトの変更など、設計当
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