1997年当時,米Appleは破産の危機に瀕しており,パートナーからの財政援助を必要とした。そこでMicrosoftの複数の重役が,Appleを援助するべく,Appleの市場シェアとMicrosoftのMac事業部(Mac Business Unit)の売上高が下降している中でも「Mac Office 98」をリリースするよう,Microsoftの首脳を必死で説得した--米国アイオワ州における集団代表訴訟の過程で,こんな事実が明らかになった。 もっとも,Macコミュニティの人たちは「MicrosoftがAppleを助けようとした」などとはまったく思っていないようだ。米国のMacworld誌によれば,裁判の過程で明らかになったこの文書は「Microsoftが,Appleに大きな痛手を与えるためにMac用Officeを放棄することを検討していた」ことの証拠であり,「Microsoftのビジネス
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