7日夜、北海道函館市で採ってきた山菜を自宅で食べた家族3人が、おう吐するなどの症状を訴えて病院に運ばれましたが、42歳の男性が死亡し、男性の71歳の父親が意識不明の重体となっています。警察は、毒草の「トリカブト」を誤って食べたのではないかとみて調べています。 7日夜、函館市釜谷町の漁業、澤田繁信さん(42)の家族3人が採ってきた山菜を自宅でおひたしにして食べたところ、おう吐するなどの症状を示しました。 3人は救急車で病院に運ばれましたが、澤田さんがまもなく死亡したほか、71歳の父親も意識不明の重体だということです。 41歳の弟は命に別状はないということです。 警察によりますと、澤田さんがどんな山菜を食べたか分かっていませんが、治療に当たった医師が症状などから、「トリカブトの中毒で死亡した疑いがある」と話しているということで、警察は家族から事情を聞くなどして詳しく調べています。 「トリカブト